“ついに発売されたアップルの「iPhone 5」。同機種を取り扱うKDDI(au)とソフトバンクモバイルが、発売ギリギリまで料金施策やインフラに関する競争を仕掛けるなど、ユーザーの獲得合戦が過熱しているが、一方で競争過熱の割を食ってしまった人達がいることも見逃せない。
ソフトバンクモバイルもテザリングを解禁
auとソフトバンクモバイルのiPhone 5に関する争いはiPhone 5の料金発表の段階から始まっている。
先手を仕掛けたのはauだ。パケット通信量の上限は7GBながら、iPhone 5をモバイルルーターとしても扱える“テザリング”を利用できるようにするなどの施策を発表した。これは、3G回線の空きが少なくひっ迫しているソフトバンクモバイルの弱みを突くべく、3G回線に比較的ゆとりがあるauが、用意周到に仕掛けた施策といえる。
しかし、auの攻勢に対抗するべく、ソフトバンクモバイルの孫正義社長は2012年9月19日に緊急会見を実施。iPhone 5でのテザリングを提供することを発表した。さらにauに用意されていた24時間通話定額のオプションを追加したほか、iPhone 5を購入後に不要となったiPhoneなどの買い取り施策を強化することなどを公表。料金施策を大幅に強化して、auに真っ向から勝負を挑む姿勢を示したのである。”
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